サイト運用をWordpressからNotionへ切り替えるメリット
ブログやホームページ作成では、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)としてWordPressを利用するのが一般的だと思います。
サイトの性質・用途によってはNotionをCMSとして利用する方が利便性が上がるため、WordPressからNotionへ移行するメリット・デメリットをまとめました。
Notionでブログ作成するメリットバックアップファイルの形式が豊富ページの表示速度が高速非公開の個人メモと一緒に一括管理可能AIによる文章推敲機能が使えるセキュリティ対策が楽・セキュリティリスクが低いスマホデバイスからでも気軽に記事の作成/編集が可能子ページが作れ、階層化構造で投稿できるWordPressには劣るなと感じる所独自ドメイン・カスタムコードを使う場合は追加でNoCodeサービスを使う必要があるプラグインやテンプレートが少ないソースコードを自由に編集できないおわりに
Notionでブログ作成するメリット
バックアップファイルの形式が豊富
Notionの設定メニューにある「Export」ボタンをクリックするだけでバックアップが完了します。
バックアップファイルの形式も「PDF」・「HTML」・「Markdown&CSV」に対応しています。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/shukapin-note/165e7713-0e30-4ebb-91c2-24b16addd3f6/b6b55a2f8efded09511262deebb19578.jpeg)
WordPressのバックアップの場合はバイナリ形式など、ローカルでそのままデータを表示しにくい形式でしか保存できないかと思います。
「手元に見やすい状態で確実にバックアップを残しておきたい!」と感じる方は、Notionのバックアップ機能は優秀です。
ページの表示速度が高速
WordPressはユーザからアクセスがあった際、MySQL等のデータベースを使って記事の読み込んで動的にページ生成をしています。
一方、Notion+Superの場合、予め静的なページを生成し、ユーザからのアクセスがあった際はそのページを返すだけとなるため、高速にページが表示されます。
ページの表示速度が高まることでSEOにも有利となり、検索エンジンの上位にページが掲載されやすくなります。
非公開の個人メモと一緒に一括管理可能
Notionでは、一部の階層のみを指定してWebサイトとして公開することが可能なため、同一ワークスペース内で公開用コンテンツと非公開メモを一括管理できます。
私はブログのコンテンツの他に個人メモもNotionで管理しています。
一括管理する事で両者一括でワード検索等が可能となります。
AIによる文章推敲機能が使える
NotionにはAIによって文章を編集できる「Notion AI」という機能があります。
下の図に示すように、スペルミスを修正・文章を長くする/要約する/翻訳する・指定したワードからブログ用の文章を作成するなど、様々なAIによる文章作成機能を利用しながら効率的に文章を作成することができます。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/shukapin-note/dc329d2f-1d60-4b4c-9cd7-189f1a152246/8a9b92839e86b8a6a59b40d60cfb7722.png)
セキュリティ対策が楽・セキュリティリスクが低い
WordPressを利用する場合、プラグインやWordpress本体の定期的なアップデートが必要ですが、Notionはその作業が不要です。
また、Notionとそのレンダリングサービスを使うと、ページアクセスがある度にデータベースを参照することはなく、静的ページを生成するという特徴もあり、そもそもセキュリティ上の問題も発生しにくいです。
スマホデバイスからでも気軽に記事の作成/編集が可能
Notionのスマホアプリを利用し、スマホデバイスから記事を作成できます。
移動中や寝転びながらなど、パソコン無しに気軽に記事を作成・編集できます。ちなみに、この記事はすべてスマホで作成・公開しました!
以下の画像はスマホアプリのNotionの編集画面です。文字修飾や画像挿入もしやすいです。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/shukapin-note/509a666f-375d-4349-9c3d-a759fa2437fd/5d4518dc11137d6dcb10772f85aa1e28.jpeg)
WordPressもスマホアプリが提供されていますが、記事を大きく編集するとなると使いにくいです。
子ページが作れ、階層化構造で投稿できる
Notionでは階層構造で記事を投稿できます。あるページの配下にさらに新しいページを作るといったことが可能なため、wikiのようなサイトを運営したい場合は非常に便利かと思います。
WordPressの場合、各記事の親子関係は管理しない前提の作りとなっています。
WordPressには劣るなと感じる所
独自ドメイン・カスタムコードを使う場合は追加でNoCodeサービスを使う必要がある
NotionのみでもWebサイトとして公開が可能ではありますが、URLが「https://www.notion.so」となってしまい、独自ドメインを使って公開したり、他のスクリプトを合わせて実行することができません。
そのため本格的にカスタマイズしたWebサイトを作成したい場合は、Super.soやWraptasといったサービスを利用する必要があります。
今後Notion自体が独自ドメイン設定やカスタムコードに対応してくれればありがたいですね…!
プラグインやテンプレートが少ない
Wordpressに比べるとプラグインやテンプレートがまだ充実していないため、「すぐに簡単にオシャレなサイトを作りたい!」という方はWordPressの方が良いかもしれません。
現状では、カスタムで追加可能なJavaScriptとCSSを駆使して頑張るしかありません。
今後の関連サービスのアップデートに期待です!
ソースコードを自由に編集できない
全てのソースコードを自由に編集できず、追加のJavaScriptおよびCSSを挿入できる仕様となっています。
そのため、各要素の細かいアレンジをしようとすると面倒だなと感じています。
例えば、「特定の1つの画像にalt属性を加えたい!」などという場面では、直接HTMLの編集ができないため、JavaScriptとCSSで属性を追加するプログラムを加える必要が出てきます。
おわりに
この記事を閲覧してCMSをWordPressからNotionへ移行してみたいと感じた方がいらっしゃれば、
現状のWordPressのサイトもNotionへの移行もイマイチだなと感じた方は、株式会社アドバンのようなサイト作成代行サービスを使って基盤作成してもらうのが一番の近道にはなるかと思います。
![](//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=3897759&p_id=4439&pc_id=11507&pl_id=59906)