ITエンジニアとしての市場価値を上げるためにできること
当ページでは、ITエンジニアの面接官として働いたこともある私が、ITエンジニアとしての市場価値を高めるために実施している事や学んだ心構えについて紹介しています。
市場価値が高いITエンジニアの特徴突出した希少性のあるスキルを持っている幅広い知識を持っている需要のある分野に精通しているマネジメントができる市場価値を高めるためにできること転職サイトに登録してみる（転職予定が無くても）IT系の資格を取る個人として発信するITとは別の分野のスキルも高めるおわりに
※当サイトはプロモーションが含まれています。
市場価値が高いITエンジニアの特徴
そもそも、市場価値が高いエンジニアにはどのような特徴があるでしょうか。
以下のようなものが挙げられます。
突出した希少性のあるスキルを持っている
ある特定の分野に深く精通していると、自分しかできない仕事も増えます。
やはり、自分の代わりがいる限り自分の価値はなかなか上がりません。
ニッチなジャンルでも良いので、何かプロフェッショナルになると市場価値が大幅に高まります。
幅広い知識を持っている
上述した「特出した希少性のあるスキルを持っている」という特徴と相反することになりますが、ITシステムを開発する際はインフラ技術からフロントエンドまで、幅広い観点を踏まえて技術選択をしなければなりません。そのため、浅くても良いので広い知識がある人材は重宝されます。
特定の分野を極めつつ、その他の幅広いジャンルに対しても知見を持っている人材は「T字型人材」と呼ばれ、高い需要があります。
需要のある分野に精通している
人材が不足している職種は、企業も高いお金を払ってでも雇いたいと思いますよね！
現在および今後伸びていくと予想される技術や分野に精通していると、とても有利です。
マネジメントができる
ITエンジニアは職業柄、「開発が大好き！開発に専念したい！」という人は多いですが、「マネージャーとしてチームを引っ張っていきたい！」と考える人は他の職種と比較して少ない傾向があります。
そのため、IT技術に精通していてかつ、マネジメントができる貴重な人材は非常に市場価値が高いです。
市場価値を高めるためにできること
市場価値を高めるために具体的に実践できることを紹介します。
転職サイトに登録してみる（転職予定が無くても）
市場価値を高めたいならば、まずは市場の状況・動向を把握することが大事です。
現在は転職するつもりがなくても転職サイトに登録しておき、次のようなことを定期的にチェックすることをオススメします。
- どんなスキルを持つ人材を募集している企業が多いのか？
- どんなポジションのエンジニアが高い給料なのか？
以下のようなITエンジニア転職専用の転職サイトに登録すると、プログラミング言語での絞り込みなど、細かい条件絞り込み検索が利用できて便利です。
IT系の資格を取る
知識を深めるために資格を取得することも検討してみてください。
「エンジニアは実力が全て。」「資格を取ってもあまり意味がない」といった資格否定派の人もいるかと思いますが、資格を取るメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 基礎技術を体系的に学べる 知識を体系的に幅広く学ぶことができるため、基礎をしっかりと固めることができます。現場や個人的に学ぶ場合、その場で必要な事や興味がある事のみを学びがちです。資格勉強などで体系的に広い知識を勉強すると、今までの知識同士が繋がり、さらに理解が深まることもあります。自分の知識不足な部分に気づくことも可能となります。
- 第三者視点で自分の知識にお墨付きがもらえる 客観的な第三者視点で自分の知識にお墨付きがもらえるので、転職時など、自分の事を詳しく知らない人からでも評価してもらえるなと感じます。
- チャンスを得るキッカケとなる 資格を保持していたり、資格勉強を頑張っていることを周りが知っていると、「xxxさんはxxxの資格を持っている(勉強している)からxxxのプロジェクトに挑戦してみる？」などと声を掛けられることが案外多いです。仕事のチャンスを得るキッカケになることもあります。
- 勉強のモチベーションが上がる 「いつか時間ができたら勉強しよう」と漠然と考えているだけだとなかなか実行できないものです。試験日が決まっている資格に一度申し込むと、試験日を逆算して明確な目標を立てて勉強でき、合格へのモチベーションから意欲的に勉強できるようになります。
資格を取る際の注意点
上述したように資格取得にはメリットがありますが、むやみやたらと受けまくることはオススメしません。
資格を取得することで得られる価値（知識・名誉）と取得ためのコスト（お金・時間）を比較して判断することが大事です。
個人として発信する
SNSやブログなどで個人的に学んだ事や製作物について発信することも、市場価値を高めることにつながります。オープンソースのコントリビュータとして活躍するのも良いでしょう。
転職する際にもポートフォリオやアピールポイントとして紹介できますし、いざとなればフリーランスなどで個人としても働けると思うと心のゆとりもできます。
ITとは別の分野のスキルも高める
現在の本業のITの仕事とは他の何かを掛け算して競争優位性を作り、自身の価値を上げて行くというアプローチもあります。
ITエンジニアとしてのスキルだけで1番になるというのは非常に難しく、競合優位性は掛け算でしか作れません。
例えば以下のような中から自分に興味のある分野を学び、本業と掛け算して価値を高めて行きましょう！
- 英語
- デザイン
- プレゼンスキル
…etc
掛け算するものの決め方
掛け算するものはむやみに増やさず、一貫したコンセプトを決めるのが良いです。
しかし、何を掛け算するかは初めから頭だけでを決めることは難しいため、色々と自分の興味のある分野を試行していくと良いかと思います。
おわりに
ITエンジニアとして市場価値を高めるために実践できることについて紹介しました。
色々と移り変わりが激しいIT業界の中で生き残るためにも、私も日々市場価値を高めるために努力していきたいと思います。